40代で新たな挑戦!家族の支えでクレーンオペレーターに転身
田辺康夫さん × 有限会社シバタ重機 池田直樹社長 対談

建設業界で深刻化する人材不足の中、未経験からクレーンオペレーターを目指す人材が増えています。今回は、本サイトを通じて採用が決まった田辺康夫さんと、採用企業である有限会社シバタ重機の池田直樹社長に、転職のきっかけや入社後のリアルな声、そして業界の魅力について伺いました。
40代での転職、その決断の背景
田辺さん:
「前職は廃材回収の仕事をしていましたが、40代になり『やりたいことに挑戦したい』という思いが強くなりました。昔からクレーンに興味があり、長く続けられる仕事を探していたんです。家族も理解してくれて、妻も正社員で働いてくれていたので、思い切って挑戦しました。」
出会いのきっかけはネット検索
田辺さん:
「インターネットで『クレーン運転士 春日』と検索したら、シバタ重機さんの求人が上位に出てきました。そこから応募しました。」
池田社長:
「弊社は地域密着で採用活動をしていますが、こうして検索からご縁をいただけたのは嬉しいですね。」
入社前に“無償”で資格を取得できた理由
田辺さん:
「入社前に、国の支援制度とクレーン組合のサポートを活用して、移動式クレーン、大型特殊クレーン、職長・安全衛生責任者教育の資格を取得しました。期間は約1か月弱で、費用は一切かかりませんでした。」
池田社長:
「弊社が加盟しているクレーン組合の支援制度を利用すれば、入社前に必要な資格を無償で取得できます。未経験の方にとって大きなハードルを下げられる仕組みです。」

入社後のリアルな感想と現在の状況
田辺さん:
「毎日が充実しています。新しいことを覚えるのが楽しいですし、うまくいかないと悔しいですが、それもやりがいです。今は先輩方に付き添って、現場で実際の作業を学んでいます。安全第一の現場なので、しっかり基礎を固めたいです。
休日は、子どもたちの習い事に付き添っています。長男(中学3年生)は野球、長女(小6)と次女(小2)はバスケットボールをしていて、家族と過ごせる時間が増えました。前の職場よりも家族の時間が増え、仕事とプライベートの両方が充実しています。」
池田社長:
「免許を取ったからといって、すぐに一人で現場に出るわけではありません。現場に送り出すのは3~4か月後、一人前と呼べるのは1年を過ぎたあたりです。安全と信頼が最優先なので、段階を踏んで育成しています。」
社風と働きやすさ
池田社長:
「社員一人ひとりがフォローし合い、みんなでそれぞれの仕事を支え合っています。誰もが気持ちよく仕事ができるように、日頃から意識して取り組んでいます。」
田辺さん:
「実際、みんな協力し合っていますし、ただ現場に行って作業するだけではなく、見えないところでサポートしているのがよくわかります。そういう雰囲気があるので、安心して仕事に取り組めます。」

クレーン業界の魅力と将来性
池田社長:
「この業界は、体力よりも技術や経験がものを言う世界です。弊社でも70歳を超えて現場で活躍していたオペレーターがいます。定年後も、本人の希望と健康状態次第で長く働けるのが大きな魅力です。さらに、技術革新で安全性や効率も向上しており、今後も需要は続きます。
また、扱うクレーンの大きさによって待遇も変わります。確実にスキルアップすれば、その分待遇面も上がる仕組みです。前向きに行動を起こしていく人をしっかり評価できる制度を取り入れています。」
田辺さんの目標
田辺さん:
「まずは一人で現場を任せてもらえるようになること。その先は、100トン級の大型クレーンを操縦できるオペレーターを目指します。」
U-buddyからコメント
田辺さんの挑戦は、未経験からでも建設業界でキャリアを築けることを示しています。有限会社シバタ重機では、社員一人ひとりの成長を支える環境づくりを続けています。

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